動名詞を目的語にとる動詞の一覧と覚え方を例文で完全解説

文法・語法

英語を勉強していると、enjoyの後ろはto doではなくdoingにする、というルールで迷う場面があります。

これは、動詞によって後ろに置ける形が決まっているためで、丸暗記だけでは混乱しやすいポイントです。

この記事では、動名詞を目的語に置く代表的な動詞を一覧で整理し、to不定詞との違いや覚え方、間違いやすい例文までまとめて解説します。

動名詞を目的語にとる動詞をまず一覧で確認しよう

動名詞を後ろに置く動詞は、英作文や文法問題でとてもよく問われます。

まずは代表的な動詞を一覧で確認し、意味と例文をセットで覚えると、単なる暗記ではなく実際の英文で使える知識になります。

代表的な動詞一覧

動詞・表現意味正しい例文注意点
enjoy〜を楽しむI enjoy playing tennis.enjoy to playとはしない
avoid〜を避けるShe avoided answering the question.avoidの後ろは名詞か動名詞
finish〜を終えるHe finished writing the report.finish to writeは不自然
practice〜を練習するWe practiced speaking English.反復する行為と相性がよい
mind〜を気にするWould you mind opening the window?丁寧な依頼表現でもよく使う
consider〜を検討するI considered changing jobs.consider to changeは基本的に不可
suggest〜を提案するShe suggested going by train.人に提案する場合は構文に注意
admit〜を認めるHe admitted making a mistake.過去の行為を認める意味になりやすい
deny〜を否定するThey denied breaking the rule.否定する内容が動名詞になる
miss〜し損なう・〜が恋しいI miss living in Kyoto.文脈で意味が変わる
give up〜をあきらめるShe gave up smoking.句動詞でも後ろは動名詞
put off〜を延期するWe put off meeting him.postponeと同じように使える
look forward to〜を楽しみにするI look forward to seeing you.toは不定詞ではなく前置詞
feel like〜したい気がするI feel like eating ramen.casualな会話でよく使う
keep〜し続けるHe kept talking.継続の意味で動名詞をとる

動名詞を目的語に置く動詞は、enjoy、avoid、finish、practice、mindなどが特に重要です。

これらは中学英語から高校英語、TOEIC、英検まで幅広く登場します。

まずは上の表にある動詞を優先して覚えると、文法問題で迷う場面を減らせます。

すべてを一気に覚えるよりも、例文ごと口に出して練習する方が実用的です。

enjoy avoid finish practiceは最初に覚えたい基本動詞

enjoy、avoid、finish、practiceは、動名詞を目的語にとる動詞の中でも特に出題頻度が高い基本グループです。

たとえば、I enjoy playing soccer. のように、enjoyの後ろにはplayingという動名詞を置きます。

avoidは「避ける」、finishは「終える」、practiceは「練習する」という意味で、いずれも具体的な行為を目的語にしやすい動詞です。

そのため、to play、to answer、to writeのようなto不定詞を置かないように注意しましょう。

最初は、enjoy doing、avoid doing、finish doing、practice doingという形で音ごと覚えるのがおすすめです。

mind deny admit missは意味と文脈をセットで覚える

mind、deny、admit、missは、意味をあいまいにしたまま覚えると使い方を間違えやすい動詞です。

mindは「気にする」という意味で、Would you mind opening the door? のような丁寧な依頼表現でもよく使われます。

denyは「否定する」、admitは「認める」という意味で、過去にした行為について述べる文でよく使われます。

missは「〜し損なう」という意味だけでなく、I miss living in Tokyo. のように「〜していたことが恋しい」という意味にもなります。

このグループは、単語の意味だけでなく、どんな場面で使われるかまで例文で確認すると理解しやすくなります。

consider suggest recommendは提案や検討でよく使う

consider、suggest、recommendは、ビジネス英語や英作文でもよく使う重要な動詞です。

considerは「検討する」という意味で、I considered moving abroad. のように、これからの選択肢を考えるときに使えます。

suggestとrecommendは「提案する」「おすすめする」という意味で、She suggested taking a break. のように行為を提案するときに動名詞を置きます。

日本語の感覚では「〜することを提案する」と考えやすいため、to doを置きたくなりますが、基本形はsuggest doingやrecommend doingです。

ただし、人に何かをすすめる場合は、recommend that 主語 動詞やrecommend 人 to doのような別構文もあるため、混同しないことが大切です。

give up put off look forward toは熟語として覚える

give up、put off、look forward toは、単語一語ではなく熟語として覚えると理解しやすい表現です。

give up doingは「〜することをあきらめる」、put off doingは「〜することを延期する」という意味になります。

look forward to doingは「〜することを楽しみにする」という意味で、メールや会話でもよく使われます。

ここで注意したいのは、look forward toのtoは不定詞のtoではなく前置詞のtoだという点です。

前置詞の後ろに動詞を置く場合は動名詞になるため、I look forward to seeing you. が正しい形になります。

動名詞をとる動詞には行為そのものに焦点がある

動名詞は、動詞にingをつけて名詞のように使う形です。

そのため、動名詞を目的語にとる動詞は、行為そのものや経験済みの内容に焦点が当たりやすい傾向があります。

たとえば、finish writingは「書くという行為を終える」、avoid meetingは「会うという行為を避ける」という感覚です。

このように考えると、なぜto不定詞ではなく動名詞が使われるのかをイメージしやすくなります。

丸暗記に頼りすぎず、動詞の意味と行為の関係を結びつけて理解することが重要です。

日本人が間違えやすいNG例

間違いやすい英文正しい英文理由
I enjoyed to talk with him.I enjoyed talking with him.enjoyの後ろは動名詞
She avoided to answer.She avoided answering.avoidの後ろは動名詞
He finished to read the book.He finished reading the book.finishの後ろは動名詞
I look forward to see you.I look forward to seeing you.toが前置詞のため動名詞
We discussed to change the plan.We discussed changing the plan.discussの後ろも動名詞が自然

日本人が特に間違えやすいのは、動詞の後ろに何でもto doを置いてしまうパターンです。

日本語では「〜すること」と訳せるため、to不定詞でもよさそうに見えますが、英語では前にある動詞によって形が決まります。

また、look forward toのように、toが見えるせいで不定詞だと勘違いする表現にも注意が必要です。

間違いを減らすには、正しい英文を何度も読み、動詞とdoingのつながりをセットで覚えるのが効果的です。

to不定詞との違いを理解して使い分ける

動名詞とto不定詞は、どちらも日本語では「〜すること」と訳せるため混乱しやすい文法項目です。

しかし、英語では動詞ごとに後ろに置ける形が異なり、さらに両方使える場合でも意味が変わることがあります。

動名詞は行為や経験そのものを表しやすい

動名詞は、行為そのものや経験、すでに起きたことに焦点を当てるときに使われやすい形です。

I enjoy reading books. では、「本を読むという行為そのものを楽しむ」という意味になります。

He admitted lying. では、「嘘をついたことを認めた」というように、すでに行われた内容を目的語にしています。

このように、動名詞は抽象的な行為を名詞のように扱えるため、目的語として自然に使われます。

動名詞を理解するときは、doingを「〜する行為」「〜したこと」と捉えるとわかりやすくなります。

to不定詞は未来や目的を表しやすい

to不定詞は、これから行うこと、目的、意図、希望などと結びつきやすい形です。

I want to study abroad. では、「これから留学したい」という未来志向の意味が含まれます。

decide、hope、plan、promiseなどは、これから行う内容を表すことが多いため、後ろにto不定詞を置く代表的な動詞です。

動名詞とto不定詞を見分けるときは、前の動詞が「経験や行為そのもの」を表したいのか、「これからの行動」を表したいのかを見ると理解しやすくなります。

ただし、すべてを意味だけで判断できるわけではないため、重要動詞は例文で覚える必要があります。

両方使えるが意味がほとんど変わらない動詞

動詞動名詞の例to不定詞の例意味の違い
likeI like swimming.I like to swim.大きな差は少ない
loveShe loves dancing.She loves to dance.文脈によりニュアンスが変わる
hateI hate waiting.I hate to wait.どちらも使われる
preferI prefer walking.I prefer to walk.好みの表し方が少し異なる
beginIt began raining.It began to rain.多くの場合ほぼ同じ

like、love、hate、prefer、beginなどは、動名詞とto不定詞の両方を取れることがあります。

この場合、意味が大きく変わらないことも多いですが、動名詞は行為そのもの、to不定詞は選択や意図にやや焦点が向くことがあります。

たとえば、I like swimming. は「泳ぐことが好き」という活動そのものへの好みを表しやすい表現です。

一方、I like to swim in the morning. は「朝に泳ぐのが好き」という習慣や選択を表すニュアンスになりやすいです。

細かい違いにこだわりすぎるより、まずは文脈の中で自然な使い方を確認することが大切です。

両方使えるが意味が変わる動詞

動詞動名詞を使う場合to不定詞を使う場合
stopstop smoking「喫煙をやめる」stop to smoke「タバコを吸うために立ち止まる」
rememberremember locking the door「鍵をかけたことを覚えている」remember to lock the door「忘れずに鍵をかける」
forgetforget meeting him「彼に会ったことを忘れる」forget to meet him「彼に会うのを忘れる」
trytry opening the window「試しに窓を開けてみる」try to open the window「窓を開けようと努力する」
regretregret saying it「言ったことを後悔する」regret to say「残念ながら言う」

stop、remember、forget、try、regretは、動名詞とto不定詞で意味が変わる代表的な動詞です。

stop smokingは「喫煙をやめる」ですが、stop to smokeは「タバコを吸うために立ち止まる」という意味になります。

remember doingは「すでにしたことを覚えている」、remember to doは「忘れずにこれからする」という意味です。

この違いは、動名詞が過去や経験に近く、to不定詞が未来や目的に近いという感覚で整理できます。

文法問題では非常に狙われやすいため、例文ごと暗唱できるようにしておきましょう。

動名詞を目的語にとる動詞の覚え方

動名詞を目的語にとる動詞は数が多く見えますが、すべてをバラバラに覚える必要はありません。

意味のグループ、語呂合わせ、例文暗記を組み合わせることで、記憶に残りやすくなります。

MEGAFEPSで代表動詞をまとめて覚える

頭文字動詞意味
Mmind / miss気にする・し損なう
Eenjoy / escape楽しむ・免れる
Ggive upあきらめる
Aavoid / admit避ける・認める
Ffinish終える
Eescape逃れる
Ppractice / postpone / put off練習する・延期する
Sstop / suggestやめる・提案する

動名詞をとる動詞の覚え方として、MEGAFEPSという語呂合わせがよく使われます。

これは、mind、enjoy、give up、avoid、finish、escape、practice、stopなどの頭文字をまとめたものです。

ただし、語呂合わせだけを覚えても、実際の英文で使えなければ意味がありません。

そのため、MEGAFEPSはあくまで思い出すための補助として使い、必ず例文とセットで確認しましょう。

試験直前の確認には便利ですが、英作文では意味の理解も同時に必要です。

意味のグループで覚える

動名詞をとる動詞は、意味のグループで整理すると覚えやすくなります。

たとえば、finish、stop、give upは「終える・やめる・あきらめる」という中断系の意味を持ちます。

avoid、escape、missは「避ける・逃れる・し損なう」という回避系の意味として整理できます。

practice、keep、continueは「繰り返す・続ける」という継続や反復のイメージがあります。

このように意味で分類すると、単語を一つずつ丸暗記するよりも記憶に残りやすくなります。

例文ごと音読して覚える

動名詞を目的語にとる動詞は、単語だけで覚えるよりも例文ごと音読する方が効果的です。

I enjoy studying English. のような短い文を何度も読むと、enjoyの後ろには自然にstudyingが来る感覚が身につきます。

文法問題で正解できても、会話や英作文で使えない場合は、形がまだ自動化されていない可能性があります。

音読するときは、動詞と動名詞を切り離さず、enjoy studying、avoid making、finish readingのようにまとまりで発音しましょう。

この練習を続けると、to doを入れたときの違和感にも気づきやすくなります。

自分の生活に近い例文を作る

自分の生活に近い例文を作ると、動名詞の使い方をより自然に覚えられます。

たとえば、I enjoy watching movies. や I avoid staying up late. のように、自分に関係する内容で文を作ります。

英語学習中なら、I practice speaking English every day. という文も使いやすい例です。

例文を自分ごとにすると、単なる文法知識ではなく、実際に使える表現として定着します。

ノートに動詞ごとの例文を3つずつ書き、自分で言えるようにすると復習にも役立ちます。

よく出る動詞別の使い方と例文

ここからは、実際に文を作るときに迷いやすい動詞を取り上げて、使い方を具体的に確認します。

意味が似ている動詞でも、後ろに置く形や文の作り方が異なるため、例文単位で見ていきましょう。

enjoy doingの使い方

enjoy doingは「〜することを楽しむ」という意味で、最も基本的な動名詞の形です。

I enjoy listening to music. なら「音楽を聞くことを楽しんでいる」という意味になります。

enjoyは後ろにto不定詞を置かないため、I enjoy to listen to music. は避けるべき表現です。

また、enjoyは目的語を必要とするため、単にI enjoyed. とするより、I enjoyed the party. や I enjoyed talking with you. のように目的語を続けるのが自然です。

会話では、I enjoyed meeting you. のように初対面後の挨拶でも使えます。

avoid doingの使い方

avoid doingは「〜することを避ける」という意味です。

She avoids eating too much sugar. なら「彼女は砂糖を取りすぎることを避けている」という意味になります。

avoidは「望ましくない行為をしないようにする」というニュアンスがあるため、健康、ミス、トラブルを避ける文でよく使われます。

たとえば、We should avoid making the same mistake. は「同じミスをすることを避けるべきだ」という自然な表現です。

avoid to doとしないように、avoid doingの形でまとめて覚えましょう。

finish doingの使い方

finish doingは「〜し終える」という意味です。

I finished reading the book. なら「その本を読み終えた」という意味になります。

finishの目的語には、仕事、宿題、読書、食事など、完了する行為を置くことができます。

finish to readのようにto不定詞を置くと不自然になるため、finish reading、finish writing、finish cleaningのように動名詞で表しましょう。

日常会話でも、Have you finished doing your homework? のように非常によく使われます。

suggest doingの使い方

suggest doingは「〜することを提案する」という意味です。

She suggested going to the new cafe. なら「彼女は新しいカフェに行くことを提案した」という意味になります。

日本語の感覚ではsuggest to goと言いたくなりますが、suggestの後ろに直接to不定詞を置く形は基本的に避けます。

人に何かを提案するときは、She suggested that we go to the new cafe. のようにthat節を使うこともできます。

suggestは英作文で使いやすい動詞ですが、構文を間違えやすいので、suggest doingとsuggest that 主語 動詞をセットで覚えると便利です。

動名詞を目的語にとる動詞で間違えない勉強法

動名詞を目的語にとる動詞は、一覧を眺めるだけではなかなか定着しません。

正しい形を見分ける力、英文を作る力、会話で自然に使う力を分けて鍛えることが大切です。

まずは頻出動詞だけに絞る

最初からすべての動詞を覚えようとすると、かえって混乱しやすくなります。

まずは、enjoy、avoid、finish、practice、mind、consider、suggest、give up、look forward toのような頻出表現に絞りましょう。

これらは文法問題や英作文で使う機会が多く、覚えた効果を実感しやすい動詞です。

基本動詞が身についてから、admit、deny、postpone、resent、riskなどの少し難しい動詞に広げると負担が減ります。

優先順位をつけて覚えることで、短期間でも実用的な知識を増やせます。

間違い例から逆算して覚える

文法問題でよく間違える人は、正しい例文だけでなく間違い例も一緒に確認すると効果的です。

I enjoyed to play tennis. がなぜ間違いなのかを説明できるようになると、理解が深まります。

間違い例を見た瞬間に、enjoyの後ろはdoingだと気づける状態を目指しましょう。

自分が間違えた文をノートに残し、正しい文に書き換える練習もおすすめです。

ミスを分析すると、自分がto不定詞を使いすぎているのか、前置詞toと不定詞toを混同しているのかが見えてきます。

前置詞の後ろは動名詞と覚える

動名詞を理解するうえで重要なのが、前置詞の後ろに動詞を置く場合は動名詞にするというルールです。

look forward to seeing youのtoは前置詞なので、後ろにはseeではなくseeingを置きます。

be good at speaking English、be interested in learning languages、thank you for helping meのような表現も同じ考え方です。

前置詞の後ろに動詞の原形やto不定詞を置かないように注意しましょう。

このルールを覚えると、動名詞の使いどころが一気に広がります。

英作文では動詞の型を先に決める

英作文で迷ったときは、まず使いたい動詞の型を確認することが大切です。

たとえば「私は英語を話す練習をしている」と書きたい場合、practiceを使うならpractice speaking Englishになります。

先に日本語を直訳してI practice to speak English. とすると、文法的に不自然な英文になってしまいます。

英語では、動詞ごとに後ろの形が決まるため、単語の意味だけでなく型まで覚える必要があります。

英作文の復習では、動詞、後ろの形、例文の3点をセットで確認しましょう。

まとめ

動名詞を目的語にとる動詞は、enjoy、avoid、finish、practice、mind、consider、suggest、admit、deny、give up、put off、look forward toなどが代表例です。

これらの動詞は、後ろにto不定詞ではなくdoingを置くのが基本です。

特にenjoy doing、avoid doing、finish doing、practice doingは頻出なので、最初に覚えておきましょう。

また、stop、remember、forget、try、regretのように、動名詞とto不定詞で意味が変わる動詞にも注意が必要です。

効率よく覚えるには、一覧表だけでなく、例文、音読、間違い例、自分で作った英文を組み合わせるのがおすすめです。

動詞の意味と後ろに続く形をセットで覚えれば、文法問題だけでなく、英作文や英会話でも自然に使えるようになります。

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