「月の初め」は英語でどう言えばいいのか迷いやすく、beginning・start・early のどれを使うべきかで止まってしまう人は多いです。
実は、伝えたいニュアンスが「月初の数日」なのか「月の前半ごろ」なのかで自然な表現が変わります。
さらに、英語学習でよく出てくる in the beginning とは意味と使い方が異なるため、混同しやすいポイントでもあります。
この記事では、月の初めを表す英語表現を、基本・使い分け・例文・よくある誤りまでまとめてわかりやすく解説します。
月の初めを英語で言う基本表現をまず整理しよう
まず最初に、月の初めを表す英語には「ひとつだけの正解」があるわけではないことを押さえておきましょう。
会話でざっくり伝える表現と、スケジュールを少し具体的に示す表現では、自然に選ばれる言い方が変わります。
ここでは、検索されやすい代表表現を先に一覧化し、そのあとにニュアンスの違いを順番に整理します。
最初に全体像をつかんでおくと、後半の例文も迷わず読めるようになります。
まずは結論:よく使う表現はこの3つ
「月の初め」を英語で言いたいときは、まず次の3つを使い分けられれば十分です。
意味は近いですが、時間の幅や文の雰囲気に違いがあります。
日常会話なら start や early が使いやすく、説明文や文章では beginning もよく使われます。
迷ったら、相手にどれくらい具体的に伝えたいかを基準に選ぶのがコツです。
| 日本語 | よく使う英語表現 | ニュアンス |
|---|---|---|
| 月の初め(数日) | at the beginning of the month | 月の開始直後のイメージ |
| 月の初め(数日) | at the start of the month | beginning に近い、やや会話でも使いやすい |
| 月の初めごろ(前半) | early in the month | 月の前半寄り、やや幅がある |
at the beginning of the month の意味と使い方
at the beginning of the month は、月が始まった直後の時点や期間を表しやすい定番表現です。
予定・出来事・支払い・会議など、幅広い場面で使えるため、まず覚えておくと実用性が高いです。
「月初の数日」という感覚で使われることが多く、月の前半全体をぼんやり示すときは early のほうが自然な場合があります。
文章でも会話でも通じやすく、学習者が最初に身につける表現としておすすめです。
例としては、We usually review sales at the beginning of the month. のように使えます。
at the start of the month の意味と使い方
at the start of the month は、意味としては at the beginning of the month とかなり近い表現です。
beginning より start のほうが、会話でサッと出しやすいと感じる人も多く、実務でも十分自然に使えます。
特に「開始タイミング」を意識する文脈では、start のほうが動きのある印象になりやすいです。
ただし、厳密な意味差を気にしすぎる必要はなく、まずは自然に言えるほうを使えば問題ありません。
たとえば、Our new campaign starts at the start of the month. のように使えます。
early in the month は「月初」より「月の前半」に近い
early in the month は、月の初めそのものというより「その月の早い時期」を表す言い方です。
そのため、1〜3日あたりを指すこともあれば、前半のどこかをざっくり指すこともあります。
日付をまだ確定していないときや、幅を持たせて伝えたいときにとても便利です。
日本語で言う「月初め」より、文脈によっては「月の前半」「早い時期」の感覚になる点がポイントです。
例文は、I’ll send the draft early in the month. のようにすると自然です。
early this month / early next month との違い
early this month や early next month は、「今月の初め」「来月の初めごろ」を月名なしで手早く言える便利な形です。
会話やメールで頻出し、予定調整の文脈で特に使いやすい表現です。
一方で、at the beginning of this month は「今月の冒頭時点」のニュアンスがややはっきり出やすいです。
どちらも正しく、日付の具体性と文の自然さのバランスで選ぶと失敗しにくくなります。
| 伝えたいこと | 自然な表現例 | 補足 |
|---|---|---|
| 今月の初めに(ざっくり) | early this month | 会話・メールで使いやすい |
| 来月の初めごろ | early next month | 日程未確定のときに便利 |
| 今月の初めに(月の開始直後) | at the beginning of this month | 時点感が出やすい |
beginning of the month を名詞句として使う形
beginning of the month は、前置詞 at をつけずに名詞句として使うこともできます。
たとえば The beginning of the month is always busy for us. のように、主語として置く使い方です。
この形は、月初の傾向やルーティンを説明するときに使いやすく、ビジネス文でも自然です。
「月の初めという時期そのもの」を話題にする感覚で覚えると使い分けしやすくなります。
日本語の「月初」「月の初め」「初旬」は同じではない
日本語では「月初」「月の初め」「初旬」をほぼ同じ感覚で使うことがありますが、英語にするときは少し切り分けたほうが自然です。
特に「初旬」は日本語ではおおむね月の最初の10日間を指すことが多く、単純に beginning だけで置き換えるとズレることがあります。
英語で幅を持たせたいなら early in + 月(例:in early April)が使いやすいです。
逆に、月のスタート直後を言いたいなら at the beginning of + 月 が合いやすいです。
この違いを理解すると、翻訳っぽさが減って自然な英語に近づきます。
月の初めの英語表現をシーン別に使い分けるコツ
同じ「月の初め」でも、会話・メール・業務連絡では自然に選ばれる表現が少しずつ変わります。
ここを押さえておくと、文法的に正しいだけでなく、相手に読みやすい英語を書けるようになります。
特に仕事では、曖昧にしたいのか、開始直後を明確に示したいのかが重要になります。
この章では、よくある場面ごとにおすすめ表現を整理します。
日常会話で使いやすい言い方
日常会話では、厳密さよりも言いやすさと伝わりやすさが優先されることが多いです。
そのため、early this month / early next month のような短く言える形がよく使われます。
予定がまだふんわりしているなら early in the month も相性がよく、自然な曖昧さを出せます。
逆に、月の最初の数日を強調したいなら at the beginning of the month が分かりやすいです。
| 場面 | おすすめ表現 | 例文 |
|---|---|---|
| ざっくり予定を言う | early next month | I’m planning a trip early next month. |
| 今月前半の出来事を言う | early this month | I was really busy early this month. |
| 月初のタイミングを言う | at the beginning of the month | We moved at the beginning of the month. |
ビジネスメール・チャットでの使い方
ビジネスでは、相手が日程を判断しやすい表現を選ぶことが大切です。
締切や実施時期を示すなら at the beginning of the month は誤解が少なく、無難に使えます。
まだ日付を確定していない段階なら early in the month を使うと、調整余地を残しながら伝えられます。
必要に応じて by / around / during などを組み合わせると、より実務的な英語になります。
| 意図 | 使える表現 | 例文 |
|---|---|---|
| 月初に実施予定 | at the beginning of next month | We plan to launch it at the beginning of next month. |
| 月初ごろに共有予定 | early next month | I’ll share the updated file early next month. |
| 月の前半で調整したい | early in the month | Could we schedule the meeting early in the month? |
スケジュール調整で誤解を減らす言い方
「月の初め」と言っても、人によって 1〜3日を想像する人もいれば、1週目全体を想像する人もいます。
そのため、実務の調整では英語表現に加えて、具体日付や週番号を添えるのが安全です。
たとえば at the beginning of May (around May 2–5) のように補足すれば、認識のズレをかなり防げます。
英語表現そのものより、相手が行動できる粒度で伝えることが結果的に最も重要です。
| 曖昧さが残る言い方 | 改善した言い方 | ポイント |
|---|---|---|
| early next month | early next month, around June 3 | 日付を足す |
| at the beginning of the month | at the beginning of the month (first week) | 週の目安を足す |
| in early April | in early April, ideally by April 5 | 期限感を足す |
月の初めを英語にするときのよくある間違い
このテーマで特に多いのは、似た形の表現をそのまま置き換えてしまうミスです。
文法的には一見それらしく見えても、ネイティブには不自然に聞こえる場合があります。
また、日本語の「初旬」の感覚をそのまま英語へ一対一で当てはめると、意味の幅がずれることがあります。
ここでは、学習者がつまずきやすいポイントを先回りして整理します。
in the beginning of the month をそのまま使ってしまう
「月の初め」と言いたくて in the beginning of the month としてしまうのは、よくある混同です。
ただし、in the beginning は通常「最初は」「当初は」という対比のある流れで使われやすく、単純な日付表現とは役割が違います。
月の時期を言いたいなら、at the beginning of the month のほうが自然で誤解が少なくなります。
つまり、beginning という単語が同じでも、前置詞と文の目的で意味が変わる点が重要です。
| 言いたいこと | 不自然になりやすい形 | 自然な形 |
|---|---|---|
| 月の初めに会議がある | in the beginning of the month | at the beginning of the month |
| 月初に支払う | in the beginning of the month | at the beginning of the month |
| 最初は忙しかった | at the beginning(文脈次第) | In the beginning, I was busy…(対比あり) |
「初旬」を always beginning で訳してしまう
日本語の初旬は、感覚として「月の最初の10日間」寄りで使われることが多い表現です。
一方、at the beginning of + 月 は、月の開始付近の点や短い期間のイメージになりやすいです。
そのため、初旬を広めに言いたいときは in early April のように early を使うほうが自然な場面があります。
翻訳では、日本語の区分をそのまま当てるより、相手に伝えたい時間幅を基準に選ぶのがコツです。
表現だけで済ませて日付を添えない
英語表現として正しくても、実務では「いつか」が曖昧すぎると調整が止まることがあります。
特に海外メンバーとのやり取りでは、時差や営業日が関係するため、月初の感覚差が出やすいです。
そのため、月の初めを表す表現を使うときは、必要に応じて日付・曜日・タイムゾーンを補うのが安全です。
英語力の問題というより、コミュニケーション設計の問題として考えると改善しやすくなります。
月の初めの英語表現がすぐ使える例文集
ここからは、実際にそのまま使いやすい例文を場面別にまとめます。
例文は、会話・仕事・予定調整で使う頻度が高いものを中心に選んでいます。
丸ごと暗記するよりも、主語や月名だけ差し替えて使うと定着しやすくなります。
自分の生活や仕事の予定に置き換えて音読すると、さらに実践向きになります。
会話で使える例文(今月・来月・先月)
まずは、日常会話で出番の多い「今月・来月・先月」の言い方です。
このセットを覚えるだけでも、予定や振り返りの会話がかなりしやすくなります。
特に early this month / early next month は、会話での自然さと使い回しのしやすさが優秀です。
声に出して、主語と動詞を差し替える練習をしてみてください。
| 日本語 | 英語例文 |
|---|---|
| 今月の初めは忙しかった | I was really busy early this month. |
| 来月の初めに引っ越します | I’m moving at the beginning of next month. |
| 先月の初めに彼に会った | I met him at the start of last month. |
| 今月の前半に提出します | I’ll submit it early in the month. |
ビジネスで使える例文(依頼・共有・締切)
ビジネスでは、依頼・共有・締切を伝える文に「月の初め」がよく登場します。
このときは、動詞の選び方よりも、時期の粒度と期限の明確さが大切です。
必要に応じて by, around, by around などを追加して、実務で使える形に調整しましょう。
以下の例文は、メールやチャットにそのまま転用しやすい表現です。
| 用途 | 英語例文 | 使い方のポイント |
|---|---|---|
| 資料共有 | I’ll share the revised proposal at the beginning of next month. | 月初の実施時期を示す |
| 会議調整 | Could we set up a meeting early next month? | 柔らかく打診する |
| 締切依頼 | Please send us the report early in the month if possible. | 幅を持たせる |
| 公開予定 | The feature is scheduled to go live at the start of the month. | 開始タイミングを示す |
「上旬・中旬・下旬」までまとめて言える表現
月の初めだけでなく、中旬・下旬までセットで言えると、予定説明が一気に楽になります。
日本語の「上旬・中旬・下旬」に近い英語は、early / mid / late + 月名 でまとめて覚えるのが効率的です。
月の内部をざっくり分けたいときは、the early/mid/late part of the month という言い方も使えます。
まずは使いやすい形を一つ選び、相手や文脈に応じて言い換えられるようにすると実践的です。
| 日本語 | よく使う表現 | 例 |
|---|---|---|
| 4月上旬 | in early April | We’ll visit in early April. |
| 4月中旬 | in mid-April / in mid April | We’ll visit in mid-April. |
| 4月下旬 | in late April | We’ll visit in late April. |
| 月の前半・中盤・後半 | the early/mid/late part of the month | Sales improved in the mid part of the month. |
月の初めの英語表現を身につける学習法とチェックポイント
表現の意味を理解しても、実際の会話やメールで瞬時に出ないことはよくあります。
定着のコツは、単語単体ではなく「かたまり」で覚え、場面ごとに使い分ける練習をすることです。
また、誤りやすい in the beginning との違いをセットで覚えると、実戦で迷いにくくなります。
最後に、短時間で回せる学習法とセルフチェック方法を紹介します。
かたまりで覚える(チャンク学習)
まずは単語の暗記より、at the beginning of the month のようなかたまりで覚えるのがおすすめです。
前置詞まで含めて覚えることで、in と at の混同を減らしやすくなります。
さらに、at the beginning of this month / next month / every month と置換練習すると応用が効きます。
1日3分でもよいので、音読しながら口に慣らすと実際に出やすくなります。
| 覚える単位 | 例 | 目的 |
|---|---|---|
| 月初の定番 | at the beginning of the month | 基本形の定着 |
| 月初の言い換え | at the start of the month | 言い換え力をつける |
| 幅のある表現 | early in the month | 曖昧さを表現する |
| 月名つき | in early April | 初旬との使い分け |
日本語から英語へ置き換える練習をする
「月の初め」を見たら何でも同じ英語にするのではなく、日本語の意味幅を見て選ぶ練習が大切です。
たとえば「月初の数日」なら at the beginning of、「前半のどこか」なら early in を選ぶ意識を持ちます。
この判断を短い例文で繰り返すと、文法より先にニュアンスで選べるようになります。
翻訳問題のように考えるより、状況に合う表現を選ぶゲームのように練習すると続けやすいです。
送信前のセルフチェックでミスを防ぐ
メールやチャットで使う前に、3つだけ確認するとミスが大きく減ります。
1つ目は、月の時期を言いたいのに in the beginning を使っていないかです。
2つ目は、曖昧な表現だけでなく必要な日付補足を入れているかです。
3つ目は、相手にとって行動しやすい粒度になっているかという観点です。
| チェック項目 | 確認内容 | 例 |
|---|---|---|
| 表現の種類 | 時点か、幅のある期間か | at the beginning / early in |
| 誤用の有無 | in the beginning を誤用していないか | 月初の話なら at the beginning が基本 |
| 実務上の明確さ | 日付・週・期限の補足があるか | around May 3, by May 5 など |
まとめ
月の初めを英語で表すときは、at the beginning of the month・at the start of the month・early in the month を使い分けるのが基本です。
月の開始直後を言いたいなら beginning / start、月の前半ごろを幅を持って言いたいなら early が使いやすくなります。
また、in the beginning は「最初は」という対比で使われやすく、日付表現の「月の初め」とは役割が違う点に注意が必要です。
実務では表現の正しさだけでなく、日付や週の補足を入れて認識のズレを防ぐことが大切です。
まずは定番3表現をチャンクで覚え、会話・メール・予定調整の例文に置き換えて使える形にしていきましょう。
