英検2級のリスニングって難しい?難易度や試験内容をご紹介
英検2級のリスニングは、ライティングやリーディングと異なり、発話特有の発音の変化などをリアルタイムで聞き取り、文意を理解する必要があるため、難しいと思われがちです。
また、学校の英語の授業ではリスニングの時間が少ないこともあり、「リスニングが苦手」という方も多いのではないでしょうか。
個人でリスニング対策や学習をする環境を整えることも難しいと感じる方もいるようです。
しかし、ポイントを押さえた対策をとることで、リスニングを難しいと感じることがなくなり、英検2級合格を目指せます。
今回は、英検2級と準2級、TOEICとの難易度の違い、リスニングの配点、時間配分、内容などを東京都大田区の英会話スクールDLSダイアモンドランゲージスクールが解説します。
更にリスニング対策や学習法についても解説しますので、英検2級のリスニング対策としてご参考ください!
英検2級の合格は難しい?準2級やTOEICと比較すると?
英検2級の合格がどれくらい難しいのか、英検準2級やTOEICと比較してみましょう。
一般的に難しいとされている英検2級は、社会性のある話題(環境問題、医療、テクノロジー等)の内容を理解できるレベルと言われています。
出題される単語数は5,000語程度で、英語レベルの目安としては高校卒業程度と言われています。
英検はCSEスコアを導入しており、正答数をもとにスコアが算出され、英検2級は一次試験は1520点、二次試験は460点が合格基準とされています。
具体的なスコアの算出方法は不明ですが、英検の公式サイトを見てみると、「各技能で6割程度正解だった方が多く合格している」という情報がありますので、ひとつの目安として参考になるかと思います。
次に、英検2級はどのくらい難しいのか、英検準2級と比べてみましょう。
英検準2級は日常生活の話題に関する内容を理解できるレベルとされており、目安は高校の中級程度、必要な単語数は3,000語程度です。
英検準2級は身近な話題が出題されるのに対し、英検2級は社会性のある話題が出題されるので、この差で難しいと感じる方が多いかもしれません。
また、英検2級のリスニングの問題については、英検準2級での簡単な会話文がなくなり、より難しい問題構成が出題されます。
文脈の予測が難しいため、リスニングの難易度も上がると言えるでしょう。
また、英検2級はCEFRでB1に相当するので、TOEICのスコアで言うと550点~785点が英検2級の英語力と同等のスコアと考えられます。
すでにTOEICを受けた事がある方は、英検2級の難易度のイメージがしやすいと思います。
気になるリスニングの配点や時間配分は?
英検2級のリスニングテストの配点は650点で、時間配分は約25分です。
※英検の各技能の満点スコアは共通しています。
リスニングはpart1とpart2に分かれそれぞれ15問ずつ、合計で30問出題されます。
1問につき英語の音声が一度だけ流れ、解答時間は10秒です。
音声が一度だけしか流れず、解答時間が10秒と大変短いので、発話を頭の中で日本語に訳している暇がないため難しいと感じるかもしれません。
リスニングが難しいと感じる方は、事前に英検2級の過去問などでしっかりと対策を行い、リスニング用のテクニックを習得しておく必要があります。
英検2級のリスニングではどんな問題が出題される?
英検2級のリスニングでは、前述した通り問題はpart1とpart2に分かれそれぞれ15問(合計で30問)出題されます。
音声は1度しか流れませんので聞き取るのが難しいと感じますが、集中力を切らさぬように注意深く聞く必要があります。
part1では会話を聞き取り、その内容に関する質問に解答します。
会話は2往復程度(65文字程度)の短めの内容です。
この会話の音声の後に、会話の内容についての質問が流れます。
回答は4択の選択問題で、質問に対する答えを選びます。
part2は物語や説明文が話し手によって読まれます(55〜75文字程度)。
その後に質問の音声が流れます。
質問内容を聞き取り、意図を理解した上で、4択の回答を選択します。
part2の問題は予測がしづらい内容なので、最後までしっかりと聞かないと問題の意味がわからない場合もあり、part1より難しいと感じる方も多いようです。
英検2級のリスニングで使われる単語や文法は難しいものではなく比較的平易です。
しかし、耳が慣れていないと難しいと感じてしまうと思います。
ポイントを押さえた対策と学習で、この難しいと感じる苦手意識を克服しましょう。
英検2級のリスニング対策!勉強方法をご紹介
英検2級のリスニングは、どのような対策をしたら良いのでしょうか。
リーディングやライティングの対策や勉強は比較的取り組みやすく感じる方は多いと思いますが、リスニングはなかなか難しいと感じる方も多いでしょう。
学校の授業のようにリスニングに適した環境が整っているとはかぎりません。
ここでは、リスニング対策におすすめの勉強方法についてご紹介します。
「リスニングは難しいし苦手!」「そもそもどう勉強したら良いのかわからない」という方は、是非参考にして取り入れてみてください。
語彙力を身につけよう
最初にご紹介するのは、「語彙力を身に付ける事」です。
リスニングの話の内容を理解するには知っている単語数、つまり語彙力が必要です。
英検2級では、高校卒業レベルの英単語で5,000語ほどが必要とされます。
音声付きの単語帳を活用して、単語の学習と発音(リスニング)の学習を並行して行うと良いでしょう。
また、文法も合わせて勉強をしておくこともおすすめです。
聞き取る事ができても、内容を理解する基本的な文法力がリスニングでは重要です。
単語や文法を学習しながら聞き取る練習を行い、リスニング力を強化しましょう。
過去問をしっかりチェック
毎年、英検2級リスニングの出題の傾向は大きく変わりません。
効率良く効果的に対策し学習するには、過去問をしっかりとやりこむことが重要です。
実際に過去問を解いてみると、問題の傾向やパターンが分かってきます。
英検2級の過去問や問題集は市販されていますので、是非コツコツと取り組みましょう!
英検の公式サイトのページに過去の英検2級のリスニングの問題(問題冊子・リスニング原稿・音源)が公表されていますので、こちらも挑戦してみてください。
過去問を繰り返し解くことで、英検2級のリスニング問題が難しいと敬遠する苦手意識の克服にも繋がります。
リスニング問題が難しいと感じたり、自信がない方は早めに語彙力を鍛え、過去のリスニング問題に取り組んでみましょう!
音声付きの参考書もおすすめ
英検2級のリスニングを難しいと感じる方は、音声付きの参考書を使って勉強に取り組みましょう。
リスニングの発話は単語の発音をそのまま並べたものではなく、単語どうしのつながりによって発音が変化します。この変化を「リエゾン」と言います。
この「リエゾン」により、たとえば、「Come on」が「カムオン」ではなく「カモン」と発音されたりします。
この点が、リスニングの難しいところです。
このリエゾンに慣れるためにも、リスニング用の音声付きの参考書などで実際の発話を聞き、英語の発音自体に慣れて、難しいというイメージを払拭しましょう。
それにより「リエゾン」が感覚的に捉えられるようになり、話の内容の全体像をイメージしやすくなります。
リエゾンの他、英語には特有のリズムや強弱があるため、毎日英語の音声を聞いて慣れる事も重要です。
この強弱やリズムに慣れるための学習法は、英語の学習用音声だけではなく、音楽や映画などの観賞でも良いでしょう。
毎日聞いて、英語特有の発音(リエゾン)やリズム、強弱に慣れてリスニング対策を強化しましょう!
英検2級のリスニング対策ならDLSダイアモンドランゲージスクールへ!
英検2級のリスニング対策についてご紹介しました。
リスニングを難しいと感じている方にとって、英検のリスニング試験は壁かもしれません。
英語はいきなり上達するものではなく、コツコツ取り組むことで少しずつ身につくものです。
リスニングも今すぐの上達は難しいかもしれませんが、毎日勉強する事で苦手意識を克服し、英検2級の試験も前向きに捉えられるかもしれません。
今回は英検2級の一次試験で行われるリスニング試験について解説しましたが、リスニングは二次試験(面接試験)でも求められます。
しっかりとリスニング対策をして、試験に挑みたいですね!
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