【スピーキングテスト】中学生の英語試験「ESAT-J」を解説!勉強法もご紹介

【スピーキングテスト】中学生(3年)で実施される東京の英語試験とは?

スピーキングテストは中学生向けに実施される、東京都の英語試験です。

東京都内の公立中学校に通う中学生(3年生)がこの試験を受けます。

(東京都以外の中学校、私立・国立中学校では実施されません)

中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)は、英語で話す力を確認する目的のほかに、スピーキングテストの点数が都立高校の入試で活用されます。

このため、都立高校を志望する中学生にとって重要な試験といえるでしょう。

今回は、東京都大田区の英会話スクールDLSダイアモンドランゲージスクールが、東京都内の公立中学校に通う中学生を対象としたスピーキングテスト「ESAT-J」について解説します。

また、スピーキングテストの試験の内容や傾向、対策、そして勉強法なども詳しく解説しますので、これから対策をする中学生の皆さんは是非ご参考ください!

スピーキングテスト 中学生

都立高校入試に活用される!都内公立中学生は注目の試験です

冒頭でも触れましたが、スピーキングテスト(ESAT-J)は都内公立中学生(3年生)を対象に実施される英語試験です。

小中学校で学んだ英語を話せるかどうかを確認し、スピーキングテストで獲得した点数は都立高校の入試に加算される形で活用されます。

獲得した点数によっては有利になるため、都立の高校を目指す都内公立中学生にとって、注目の試験ですね!

都立高校を目指されている中学生の方は、このスピーキングテスト(ESAT-J)について、詳しく知っておきましょう。

【英語のスピーキングテスト】中学生が対象の試験「ESAT-J」とは

英語のスピーキングテスト「ESAT-J」とは、どのようなテストなのでしょうか?

スピーキングテスト「ESAT-J」は、都内公立中学校3年生を対象にした「英語を話す力」を確認するテストで、2022年からはじまった新しい英語試験です。

スピーキングテスト 中学生

このスピーキングテストは、東京都内の公立中学生(3年生)のみが対象となり、東京都外の公立、国立・私立の中学生は対象外となります。

「なぜ英語を話す力をテストするの?」と疑問に感じる中学生の方も多いかもしれませんね。

このスピーキングテストは、以下のような目的で行われます。

・英会話のスキルを客観的に評価し、英語学習の充実や改善を行う
・都立高校の入試に活用

スピーキングテストは小中学校で取り組んできた英語がきちんと活用できているか確認をするため、と考えると良さそうですね。

都立高校を受験する中学生の方は、スピーキングテストの点数が受験時に加算されますので、しっかりと対策をとっておきたい試験でもあります。

※中学生用の英語スピーキングテストは第一次募集・分割前期募集においてのみ利用され、推薦入試や分割後期募集・二次募集以降の選抜については利用されません。(国立私立は対象外)

ここでは、中学生向けのスピーキングテスト(ESAT-J)の実施時期や会場、評価基準(点数)についてご紹介しますのでチェックしておきましょう!

実施日(スケジュール)や試験会場

第一回目の中学生のスピーキングテスト(ESAT-J)は2022年の11月27日(日)に実施しました。

まだ導入してから日の浅い試験ではありますが、今後の試験も毎年11月下旬の日曜日に行われるものと予想されます。

在籍している学校から、スピーキングテストに関するお知らせや資料が配布されますので、各自で申し込みましょう。(7月~9月頃)

試験会場は、中学生のスピーキングテストの試験会場は、都立学校や民間施設で行われます。(試験会場の詳細は11月の上旬頃に通知。)

そして、11月中旬頃に届く受験票に、試験会場が記載されていますので確認しておきましょう。

ESAT-J GRADEにて、6段階で評価

中学生のスピーキングテストはESAT-J GRADEと呼ばれる基準にて評価されます。

20点満点で、AからFまでの6段階評価で分類されます。

評価A 20点
評価B 16点
評価C 12点
評価D 8点
評価E 4点
評価F 0点

上記の点数が、都立高校入試の際に「学力検査」と「調査書点」の合計1,000点に加えて合計され、総合得点として算出されます。

高校入試で20点加点されるのはとても大きいですよね!

スピーキングテストの結果(点数)は、Web上で1月中旬頃に確認でき、スコアレポートは1月下旬に中学校へ届きます。

中学校英語スピーキングテストの内容(出題範囲や試験の流れ)

中学校英語スピーキングテストの出題範囲や試験の流れについて紹介します。

スピーキングテストは、中学校の英語の授業範囲から出題されます。

このため、普段の授業をしっかりと受けていれば対策は難しくないでしょう。

また、Part AからPart Dまである問題の内容は、それぞれ、「ねらい」と「評価の観点」が明確化されているため、ポイントをしっかり押さえて勉強をしましょう。

スピーキングテストはタブレット端末で行われることから、生徒用マイページで、タブレットの操作法をチェックしておきましょう。

スピーキングテスト 中学生

出題範囲

中学生用の英語スピーキングテストの出題範囲は中学生用の学習指導要領に基づいています。

問題に使用する文法や語彙、言語が使用されるシチュエーション等は、中学校検定教科書や東京都教育委員会が指定する教材に基づいています。

少し難しく感じられるかもしれませんが、この試験の出題範囲は「小中学校の英語の授業で習った範囲」となります。

中学生用の英語スピーキングテストは、英検で言えば、3級から準2級の2次試験に相当するレベルです。

さらに、基礎知識やスキルの定着、思考力、判断力、表現力などが評価の対象となります。

問題の内容

スピーキングテストの問題は、下記のPart AからPart Dまで4つのパートに分けて出題されます。

スピーキングテスト 中学生

Part A(合計2問)

37~47単語程度で書かれた英文を音読する問題。

Part B(合計4問)

No.1~No.2は与えられた文章と画像を見て英語で答える問題。
No.3は英文での質問と画像を見て英語で答える問題。
No.4は英文の提案文と画像を見て、自分が知りたいことを英語で尋ねる問題。

Part C(合計1問)

4コマのイラストを見てストーリー仕立てで英語を話す問題。

Part D(合計1問)

英語で話しかけられる音声を聞いて、質問に対する自分の考えと、そう考える理由を英語で述べる問題。

このような内容の問題が出題され、パートごとに出題のねらいが設定されています。

■各パートのねらい

Part A 英文の読み上げで発音をみる
Part B 情報を読み取り、質問を聞いて応答ができ、質問や意図を伝える力を評価
Part C・Part D ストーリーを英語で話し、自分の意見を述べ、英語でのコミュニケーション力や言語の運用能力、発音までを総合的に評価する

具体的な問題内容は、公式サイトで例題が公開されていますので、是非チェックしてみてください。

試験の実施方法

中学生用の英語スピーキングテスト試験は、テスト専用のタブレット端末とイヤホンマイク、防音用イヤーマフの3点が割り当てられます。

試験は会場で用意されたタブレット端末を使用して行われ、音声をタブレット端末に録音する形で解答します。

生徒用マイページに、タブレットの操作内容を体験するサンプルがあります。事前に視聴して本番に備えましょう。

また、中学生スピーキングテストでは、生徒を前半と後半の2組に分けて実施されます。

自分がどちらの組で受検するのか、しっかりと確認しておきましょう。

スピーキングテストに備えよう!5つの勉強方法をご紹介

スピーキングテストの試験対策として、5つの勉強方法をご紹介します。

スピーキングテスト(ESAT-J)は、まだ実施して間もない試験のため、プレテストの問題を含めて過去問がまだ充実していません。

ですが、試験範囲は前述した通り、中学生の皆さんが普段受けている授業の範囲から出題されます。

中学生用の学習指導要領の範囲内なので、基本をしっかりと振り返り、ここで紹介する勉強法を参考に、ポイントをおさえて効率良く対策を行いましょう。

スピーキングテスト 中学生

1.教科書の音読や授業のおさらいをしよう

スピーキングテスト試験(ESAT-J)は、授業の範囲から出題されるので、中学生の皆さんは普段使っている教科書の音読や授業のおさらいなど、しっかり復習を行いましょう。

スピーキングテストの対策は、詰め込み式勉強法(一夜漬けなど)では充分とは言えません。

英語は普段の学習の積み重ねがとても大切なので、コツコツと取り組むことが上達の一番の近道です。

なるべく、授業の前日には予習し、音読して、苦手な文章や問題意識を明確にしてから、授業を受けるようにしましょう。また、授業を受けた日に、先生の発音を忘れないうちに復習して、何度も音読し定着させるようにしましょう。

スピーキングテスト 中学生

2.話す機会をたくさん作ろう

スピーキングは実際に英語を話す機会が多いほどスキルが向上します。たくさん話す機会を作ることで、苦手意識がある中学生の方も、話すこと自体に慣れ、スピーキングのハードルが低くなります。

学校の先生や友達など、身近な人と英語で会話する機会を積極的に作るようにしましょう。

スピーキングテスト 中学生

身近で話す機会がない場合は、英会話スクールを利用することもできます。

最近はオンラインレッスンを実施しているスクールもありますので、自分の生活にあったスクールを選んでみてくださいね。

3.話すときは大きく、はっきり話すことを意識する

中学生用の英語スピーキングテスト試験は、タブレットでの音声入力なので、大きな声で、はっきりと話すことを意識しましょう。

また、発音の善し悪しに関して評価は厳しくありません。

当然、発音やイントネーション、区切りなどの評価の観点はありますが、重要なのはコミュニケーションを妨げるような間や沈黙、言いよどみなどがなく話せることです。

そのため、発音を意識するあまりに、間が空いたり沈黙してしまったりすることがないように、気をつけましょう。

問題の内容をしっかりと理解し、英語のコミュニケーションが成立する事を目標に、自信をもって大きな声ではっきりと話すことを意識しましょう。

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4.東京都で配信している過去問や動画を活用

中学生用の英語スピーキングテスト試験の対策を効果的、効率的に行うために、東京都がWeb上で配信している過去問や動画を事前にチェックしておきましょう。

他の教科の勉強もあるので、中学生スピーキングテストの対策や勉強ばかりに時間を割いてはいられません。

そのため、試験の対策や勉強を効率的に行う必要があります。

過去問や動画で、傾向をつかむ事で、効率良く対策が組めます。

また、試験内容に慣れておくことで、試験本番にも余裕をもってのぞめます。

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5.英会話スクールに通ってコミュニケーション力を高めよう!

実際の英会話は相手がいて成り立ちます。

そのため、英会話スクールなどで実際にネイティブスピーカーの先生と英会話でコミュニケーションをとり、フィードバックをもらいながら、自身のスピーキングスキルを向上させるのが最善です。

英会話スクールでは、ネイティブスピーカーの発音や会話を真似ることで、正しい発音や会話のリズムなどを習得できます。

最初にご紹介したように話す機会を増やすことができ、また、発音や会話に問題があれば、きめ細かなアドバイスを受けることができその都度、修正して、正しい学習が可能です。

スピーキングテスト 中学生

自分一人の力だけでスピーキングテストの対策をするのはとても大変です。

英語の発音や発話が正しいどうかを自分で判断するのはとても難しいからです。

英語での会話が苦手な方や、中学生のスピーキングテストをきっかけに「もっと話せるようになりたい!」と思った中学生の方は、是非英会話スクールの通学を検討してみてください。

DLSはESAT-J対策にも最適の英会話教室です!

DLSダイアモンドランゲージスクールは、東京都大田区の英会話スクールです。

小学生から大人の方まで、幅広い年齢層の方にお通い頂いております。
※小学生は一定の基準を満たす方対象

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中学生向けのコースとして「中高生コース」をご用意しております。

「学校の授業だけではスピーキングに自信を持つことが難しい。」
「スピーキングテストに自信がない。」

指導経験豊富な当スクールの講師陣が、そんな悩みに寄り添い、しっかりと生徒さんの英語学習をサポートし、グローバルなコミュニケーション力を育みます。

スピーキングテスト 中学生

英語がそもそも苦手、という方でもご安心ください。

生徒一人ひとりの英語レベルに見合ったクラスでレッスンを行いますので、難しすぎるということはありません。

当スクールのレッスンは今回ご紹介したスピーキングテストだけでなく、これからの人生でグローバルな世界に踏み出したときに役立つスキルが身につきます。

ぜひ、スピーキングテスト対策をきっかけに、当スクールで英語を学ぶ楽しさ、そして使える喜びや自信を中学生の皆さんに感じて頂ければと思います。

中高生コースについて

英検やTOEICなどの試験対策にも最適です

今回ご紹介した都内中学生向けのスピーキングテスト「ESAT-J」のほかにも、TOEICや英検などの試験対策にも、当スクールで学ぶ語学力は役に立ちます。

ネイティブ講師と会話をすることでスピーキング力だけでなく、リスニング力も自然と身につきますので、リスニングが必要なセクションの対策として最適です。

また、英検は二次面接試験対策のセミナーも実施していますので、しっかりと対策がとれます。

(※英検二次試験面接のセミナーの実施情報は、当サイトにてお知らせいたします。当スクールの生徒以外の方もお申込みいただけますので、最新情報をご確認ください。)

英検2級のスピーキングのコツとは?二次試験対策のポイントを解説!

無料体験レッスン受け付け中!お気軽にお申し込みください

DLSダイアモンドランゲージスクールは、無料体験レッスンを実施しています。

体験者の英語レベルを測定し、そのレベルに合ったクラスでレッスンを体験していただけます。

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体験は25分のミニレッスン、又は実際のレッスンをお選びいただき、授業の内容はもちろん、相性や魅力をしっかりと感じて頂けます。

ぜひ、グローバルなコミュニケーション力を学ぶ楽しさをご体験ください!

無料体験レッスンは以下のフォームからお申込みいただけます。

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