TOEFLの平均点や、留学、大学入試で必要なレベルは?DLSが解説します!
TOEFLの平均点はどのくらいのスコアなのか、ご存知でしょうか。
海外留学や大学入試にTOEFLのスコアの活用を検討している方は近年増えているようです。
初めてTOEFLを受ける方、またはスコアの活用を検討している方にとって、「TOEFLの平均点」は気になるのではないでしょうか。
TOEFLの平均点を、スコアの目標にしようと考えている方も多いと思います。
今回はTOEFL iBTの平均点をテーマに、スコアの見方や平均点、大学入試や留学で求められるスコアの目安について、東京都大田区の英会話スクール・DLSダイアモンドランゲージスクールが解説します。
スコアについて【スコア換算表】
スコアについて、最初にご紹介します。
TOEFL iBTは、学術的に使用される大学~大学院レベルの英語力を測る試験であり、「リーディング」「リスニング」「スピーキング」「ライティング」の4つのセクションで英語の総合力を測定します。
また、スコアは4つのセクションの合計120点(各30点)で評価されます。
TOEFLのスコアは英語圏だけでなく、世界中の大学・大学院などで英語力の証明として活用できます。
その一方で、TOEFL iBTは認定試験ではないため、どの程度の英語レベルなのかが分かりにくいといった点があります。
ここで、TOEFLの獲得スコアが他の英語試験ではどのくらいのレベルなのか、比べてみました。
※以下の表は目安です。実際と異なる場合があります。
TOEFL iBT | TOEIC | 英検 |
115~120 | – | – |
95~114 | 970~990 | – |
85~94 | 870~970 | 1級 |
75~84 | 740~820 | 準1級 |
65~74 | – | – |
~75 | 600~740 | – |
55~65 | 500~600 | 2級 |
45~55 | 450~500 | – |
~45 | 350~450 | 準2級 |
次に、スコアの点数がどのくらいの英語力になるのかをご紹介します。
スコア100点以上 | ネイティブスピーカーと言えるレベルの英語力です。 海外のトップクラスの大学に出願が可能であり、外資系の企業などで求められる指標でもあります。 |
スコア90~100点 | 非常に高いレベルでありビジネス会話も問題なくできる英語力です。 複雑な文章を理解でき、自分できちんと組み立てて文章を作成できるでしょう。 |
スコア70~90点 | 日常会話はもちろんのこと、自分の専門分野であればネイティブスピーカーとも自然にやり取りができるレベルです。 履歴書に書いても有利に働くスコアであり、留学やビジネスシーンでも役立つでしょう。 |
スコア55~70点 | 高校で習う文法を理解できていれば取得できるスコアです。 このスコアで留学できる大学もありますが、限られています。 |
スコア45~55点 | 簡単な日常英会話レベルであれば問題なくできるでしょう。 大学入試、留学での活用や、履歴書に書くには物足りないスコアかもしれません。 |
スコア45点未満 | 留学や入試などでスコアを活用するのが難しいレベルです。 基本的な文法などをもう一度見直して、スコアアップを目指しましょう! |
TOEFL iBTの平均点はどのくらい?【日本人の場合】
TOEFL iBTの平均点について、日本人のスコア(平均点)を見てみましょう。
グローバル化の拡大により、日本でも英語力の強化が求められ、少しずつではありますが、日本のTOEFL iBTの平均点も上がってきています。
公式サイトによると、2006年では平均点が65点でしたが、2019年は平均点72点と、平均点が7点高くなったようです。
このように、日本は少しずつ平均点を上げてきていますが、日本と同様に英語が苦手とされていたアジアの各国の英語力も年々上昇しています。
アジア圏におけるTOEFLの平均点は高く、日本は世界の英語力強化スピードに後れをとっている状況です。
世界の平均点について
世界の平均点も見てみましょう。2019年の世界の平均点は83点でした。
世界の平均点、そして近隣のアジア諸国と比べると、日本の平均点は下回っている現状です。
ですが、ご自身のスコアと世界各国の平均点と比べて落ち込む必要はありません。
重要なのは、ご自身の目的(大学入試、留学、転職など)のために活用できるスコアであるかどうかだと思います。
世界の平均点はもちろん、日本国内の平均点にも言えることで、平均点を目指すのではなく、ご自身が活用できるスコアを目標とすることが大切です。
平均点はあくまで必要なスコアを知るための目安としてご覧いただき、実際に自分に必要なスコアを目標設定とすると良いでしょう。
TOEFL ITPの平均点は?
TOEFL ITPとは、TOEFL試験の一種であり学校などの団体向けの試験となっています。
その組織内の英語力を総合的かつ客観的に評価することを目的として利用されています。
TOEFLの日本の平均点は、2019年で465点です。
TOEFL ITPに関しては世界の平均点も465点程度で大きな差はありません。
TOEFL ITP とTOEFL iBTはスコアの相関性が高いため、iBTであればどれくらいのスコアが取れるのか推定することができます。
ITPとiBTのスコア換算(目安)を参考にしてみてください。
TOEFL ITP | TOEFL iBT |
620~677点 | 105~120点 |
105~120点 | 85~105点 |
510~550点 | 65~85点 |
350~510点 | ~65点 |
大学や留学で必要なレベルについて
大学や留学でスコアを活用する場合、どの程度のレベルが必要なのでしょうか。
日本の大学では、TOEFL iBTのテストスコアを入学試験に利用している場合があり、英語外部試験などで活用できます。
基本的に英語力を重視する学科や難易度の高い大学では、60~80以上のスコアが求められることが多く、前述した日本の平均点程度のスコアは必要と考えられます。
また留学の際、アメリカの4年生大学の出願最低ラインは60点以上とされています。
そのため、アメリカの大学であれば最低60点以上が必要となり、できれば80点以上取得しておくことが望ましいと言えるでしょう。
トップ校への出願は何点が目安?
では、トップ校への出願では何点が必要となってくるのでしょうか。
多くの大学ではTOEFL iBTのスコアに関して、どのような優遇措置がとられているのかを公表しています。
どのようにスコアが有利になるのかは大学によって異なるため、具体的な目標値については志望校の公式サイトを確認してみてください。
例として、A大の国際系学部のケースを挙げてみます。
A大では共通テストの他に学部独自の試験が実施されますが、英語外部検定試験のスコア提出者は、スコアによって加点されます。
加点は20点満点で、TOEFL iBTだと95点以上で満点、94〜72点で14点、71〜42点で7点、それ以下は0点が加点されます。
しっかりと加点を狙う為にも、日本の平均点72点を超えておく必要がありそうですね。
また、海外の大学では、TOEFL iBTのスコアが100点以上求められる大学は27校あります。
イェール大学・スタンフォード大学・ハーバード大学など一度は聞いたことのあるような海外のトップ校に入りたい場合、TOEFL iBTが100点以上必要で、日本の平均点から考えると30点近く高いスコアを取らなければなりません。
TOEFL iBTのスコアを伸ばしたい!おすすめの勉強方法
TOEFL iBTのスコア目標を立てた後に気になるのが、効果的な勉強方法だと思います。
TOEFLは他の英語資格試験と比べると国内の受験者が多くないため、勉強方法に関する情報も多くはありません。
それに、試験内容としても「読む」「聞く」「話す」「書く」という4つの技能が必要となる為、勉強する内容も幅広くなってしまいます。
そのため、4つの技術を効率的に学習していく必要があり、スコアを上げていくために「どんな勉強をしていったら良いの?」という悩みを持ってしまう方もきっと多いと思います。
そこで、スコアアップを目指す方におすすめの勉強方法をご紹介しましょう。
TOEFL iBT 頻出単語の暗記
やはり、英語を勉強する上で「単語を覚える(語彙力を増やす)」というのは英語力を高める上での第一ステップとして必須になります。
単語力はTOEFLの4技能すべてに必要であり、中でもTOEFLは、アカデミックな専門用語が多く、十分に勉強しておく必要があるでしょう。
TOEFL iBT対策の単語帳が販売されていますので、そのテキストを中心に、コツコツ暗記していくのが良いでしょう。
公式問題集、過去問の反復
TOEFLテストに限ったことではありませんが、問題の内容や傾向を把握する上で、公式問題集や過去問を解くことは非常に重要です。
本番に近い形式、レベルを体感し問題に慣れていくことで十分対策が出来ていきます。ただし、一度解くだけで得点に一喜一憂していてはいけません。
重要なのは、過去問の「反復」です。
繰り返し説いていくことでスキルアップにつながっていきます。
また、本番はパソコンでの試験となりますので、オンライン模試を受けることで試験方法の対策にもなります。
セクション別の対策を行う
繰り返しにはなりますが、TOEFL iBTテストでは、4つの技能が測定されます。
そのため、それぞれの技能に対応できるように勉強していかなければいけません。
リスニング強化のためにはディクテーション、つまり流れてきた英語を聞いて文字を書き起こすトレーニングをすると良いでしょう。
スピーキングを強化するためには、リスニング音源の復唱によるトレーニングであるシャドーイングが効果的です。
(※シャドーイングとは、英語を聞き取り、音声を真似して発音する訓練方法)
リーディング強化では、パラグラフリーディングにより長文読解能力を磨いていきましょう。
(※パラグラフリーディングとは、長文の英語を論理的に読む方法。段落の重要なポイントをとらえ、文章の全体像を理解する読解法です)
英会話スクールに通う
最後の方法は「英会話スクールに通う」ことです。
多くの英会話スクールではネイティブ講師が在籍しているので、ネイティブな英語を聞き、話す練習ができます。
英会話そのものに慣れるとスピーキングのセクションも自信をもって回答できそうです。
一人でコツコツ頑張るのではなく、講師やスタッフのサポートを受けられるので、モチベーション維持にも良いでしょう。
これからしっかりと英語を学びたい、英語力を伸ばしたい方には、英会話スクールに通うこともおすすめします。
こちらの記事でTOEFL iBTのスピーキング対策についてご紹介しています。
是非、合わせてご覧ください。
TOEFLでスピーキングが話せない方必見!上達のコツを英会話スクールDLSが解説
TOEFL iBTの試験対策をするならDLSダイアモンドランゲージスクール!
TOEFL iBTは、DLSダイアモンドランゲージスクールで対策をしませんか?
DLSダイアモンドランゲージスクールは、東京都大田区に展開している英会話教室です。
ネイティブ講師が在籍しており、生徒個人の英語レベルに合わせた英語の指導を行っています。
当スクールは「世界で意思疎通ができる英語力」を養うことを目標としており、英語で自由にコミュニケーションができる英語力を学べるレッスンを提供しています。
入会時に生徒さまの英語力を測定するので、最適なクラス・レッスン内容で英語を学ぶことができ、「レッスンについていけない」ということがありません。
TOEFL iBTでは、スピーキングとリスニングの対策が重要です。
当スクールではネイティブな英語に触れ、リスニングに慣れるほか、コースによってはプレゼンテーションやディスカッションを行う事もあるので、スピーキングの力も伸ばすことができます。
リスニングとスピーキングは、個人の力だけでは勉強が難しい場合もあります。
リスニングとスピーキングのスコア向上を目指し、DLSダイアモンドランゲージスクールで、英語力を磨いてみませんか?
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無料体験レッスンに関する詳しい情報は以下のページよりご覧ください。
英語力を身につけ、TOEFL iBTのスコアを伸ばそう
TOEFL iBTの平均点、そしてスコアを伸ばせる勉強方法についてご紹介しました。
TOEFL iBT(日本人の場合)の平均点は72点でした。
留学やトップ校での活用を検討する場合には、もう少し平均点よりも高いスコアを狙うと良いかもしれません。
TOEFL iBTは読み書きだけでなく、リスニングとスピーキングの対策も必要となります。
DLSダイアモンドランゲージスクールでは、ネイティブ講師がレッスンを行いますので、リスニング・スピーキングの対策に効果的です。
英語力を伸ばせるよう、しっかりと講師・スタッフがサポートいたします。
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