英検2級の勉強法とは?中学生におすすめの方法をDLSが解説します
英検2級の勉強法(中学生向け)はどのような方法があるのか、当スクールに通学の中学生の生徒様はもちろん、通学をご検討されている生徒様や保護者の方からご相談を頂く事があります。
「高校受験で加点になるから受けたいけど、中学生でも合格できる?」
「中学生が英検2級に合格するには、どんな勉強法がある?」
「中学生活が忙しくて、なかなか勉強の時間がとれない!」
寄せられるご相談は様々ですが、特に「勉強法」についてはよくご質問頂きます。
今回は、英検2級の勉強法(中学生向け)をテーマに、東京都大田区の英会話スクール・DLSダイアモンドランゲージスクールが勉強法を解説。
中学生の皆さんにおすすめの勉強法の他にも、二次面接試験での対策の重要性や、当スクールの情報(中学生クラス)もご紹介いたします。
英検対策を始める前や、英検対策の勉強法のことでお悩みでしたら、是非ご覧ください!
英検2級の試験内容と難易度について
英検2級の試験内容や、その難易度について最初にご紹介しましょう。
英検2級は一次試験と二次試験で構成されており、その試験内容は以下の通りです。
●一次試験
測定技能 | 内容 |
リーディング(全38問) | ・短文、長文の中の空所補充 ・長文の内容一致選択 |
ライティング(全1問) | ・出題されたトピックについて、英文を作成 |
リスニング(全30問) | ・会話を聞き、内容に関する質問に解答 ・物語や説明文を聞き、内容に関する質問に解答 |
出題される内容は、日常的な話題(食事や家族、学校、趣味、旅行等)からビジネス、テクノロジー、医療、歴史など、少し難しい内容が取り上げられます。
この一次試験に合格すると、次に二次試験へと進みます。
二次試験は面接でスピーキングの技能が測定されます。
●二次試験(面接)
測定技能 | 内容 |
スピーキング(全5問) | ・音読 ・音読した内容についての質問への解答 ・イラストを使用した質問への解答 ・あるテーマに対する受験者の意見 等 |
二次試験では社会性のあるテーマ(環境問題やペット産業、新エネルギー、サプリメント等)が話題として使われることが多いようです。
英検2級の難易度は?
英検2級の英語力は「高校卒業程度」といわれています。
高校卒業程度の英語力というと少しハードルが高く感じてしまいますが、英会話スクールや塾など、学校外で英語を学ぶ中学生であれば取得できる可能性があります。
逆に言うと、学校の勉強を超えて英語の勉強をする必要があるため、中学生にとって”少し難しい難易度の級”と言えるかもしれません。
また、出題問題で取り上げられる話題が、日常的なものばかりではなく、社会生活や社会性の高い題材を使った問題も出題されます。
そのため、馴染みのない話題にハードルを高く感じてしまう中学生も少なくないかもしれません。
このような理由から、中学生にとって英検2級合格の難易度は高いといえるでしょう。
中学生の合格率はどのくらい?
英検2級は中学生にとって難易度の高い級と説明しましたが、中学生の合格は難しいかというとそんなことはありません。
難しい級ではありますが、中学生でも合格できます!
公式サイトでは現在、中学生の合格率について公表されていませんが、過去にさかのぼってデータを見てみると、2012年の時点で中学生は志願者28,942人に対し、7,220人の中学生の方が2級に合格しています。(※年間の合計)
10年以上前のデータですが、その後英語学習の関心事が高まっている傾向があるので、この数字よりも現在は多くの中学生が合格している可能性があります。
中学生が感じる英検2級合格の壁とは
中学生にとって、英検2級合格の壁とはどのようなものなのでしょうか。
中学生の英検2級合格は不可能ではないけれど、決して簡単ではないことをご紹介しました。
中学生で英検2級に合格するのはスゴイことですし、高い目標への挑戦も素晴らしい事です!
ですが、その合格が中学生にとって難しいといわれている理由は、試験の難易度が高いというシンプルな理由だけではないようです。
【中学生が感じる英検2級合格の壁】
・学校の勉強や部活との両立が難しい
・出題される問題の話題が身近ではない
多くの中学生が感じる壁は「学校の勉強や部活との両立が難しい」でした。
学校の勉強を超えた英語学習をする必要があるので、それなりの勉強時間の確保が必要です。
毎日コツコツ勉強をしたいけれど、どうしても英検の試験勉強の時間が割けない…と挫折してしまう中学生の方も少なくありません。
この壁を乗り越えるためには、年間の学校の予定を確認し、一番勉強時間が確保できそうなタイミングを見つけ、効率の良い勉強法で対策をする事です。
多くの学校の場合、期末試験のあとは勉強時間が比較的とれやすい時期だと思いますので、そのあたりに適切な勉強法で集中して勉強をすると良いでしょう。
※勉強期間と受験日があまり間があかないように注意しましょう。
ふたつめの壁は「問題の話題が中学生にとって身近ではない」です。
英検2級は日常から少し離れた社会性のある話題も取り上げられますので、この点が中学生にとって壁に感じる様です。
英語学習を本格的にスタートする前に、毎日の生活でニュースを読んだり、家族と社会的な話題について話し合って慣れておくと良いでしょう。
中学生におすすめの英検対策の勉強法をご紹介!
中学生におすすめの英検対策の勉強法を5つご紹介します。
今回ご紹介する勉強法はとても基本的な内容ではありますが、英語を学ぶ上でとても大切な勉強法ばかりです。
【ご紹介する勉強法】
1.単語と文法は何度も繰り返し学ぼう
2.単語と文法を学んだら長文もコツコツ挑戦
3.ライティングは定型文を活用!社会への関心を持つことも重要
4.アプリなどの活用や英会話スクールの通学でリスニング対策をしよう
5.過去問を利用して効率よく学習
中学生の英検2級の壁を攻略した後は、この勉強法を参考にし、試験対策に取り組んでみましょう!
1.単語と文法は何度も繰り返し学ぼう
英検2級の準備をするにあたり、最初に取り組みたい勉強法は『単語を覚える事』です。
級のレベルが高校卒業程度が目安となっているので、中学生の授業では取り扱わない単語がたくさん出現します。
こうした理由から、まずは単語を覚えて語彙力を増やすことに集中しましょう。
英検2級で必要な単語数は約5,000語と言われており、準2級が3,500語程度なのでプラス1,500語は覚える必要があることがわかります。
単語の覚え方は様々な方法がありますが、一番の勉強法は市販されている英検2級の対策として販売されている単語帳の活用です。
英検はポピュラーな英語試験なので、一般的な本屋さんで取り扱いがありますので、自分に合う単語帳を選んで学習に取り組みましょう。
ですが、英検2級には中学生ではあまり馴染みのない社会的な単語も多く使われるため、新しく出現する単語にとっつきにくさを感じるかもしれません。
単語を覚えるのと同時に、ニュースや新聞、家族との会話で社会的な知識も増やしておくことも単語への理解が深まるため、おすすめです。
また、単語を覚えるときは正しい発音にも注意を払いましょう。
正しい発音で単語を覚えることでリスニング対策の手助けになるはずです。
単語を学ぶことの他にも、新しい文法(分詞構文)や高いレベルの応用文が出題されるので、文法に自信が無い方はしっかりと取り組むことが重要です。
英検2級の対策のスタートでは、まずは単語を覚え、そして文法の知識を高めることがこの勉強法のポイントです。
2.単語と文法を学んだら長文もコツコツ挑戦
次に、長文対策の勉強法をご紹介します。
単語と文法を学んだら、長文問題への学習にも挑戦しましょう。
リーディングで出題される問題は、「長文の空所補充」と「長文の内容一致選択」の二種類があります。
リーディングは時間がかかってしまいやすい方が多いので、効率よく解く練習をする勉強法がおすすめです。
長文の問題にも解くコツがありますので、問題集などを活用して『効率よく解く練習』をしていきましょう。
長文の空所補充では、つい文章の頭からじっくりと読んでしまいがちですが、全部丁寧に読み込んでしまうと時間が不足する可能性がありますのでおすすめしません。
では、どのようにしたら良いのか、長文問題の勉強法(コツ)をご紹介しましょう。
まずはタイトルを見て、何の話題なのかを推測します。
次に、空所のある文章、そして前後の一文を読み、抜けている英文を推測し、選択肢から適切な答えを選びます。
全て読まなくても解答する事は可能ですので、問題集などを使って全体像の把握、そして空所のある文章、前後の文章だけで解くという事に慣れておくと良いでしょう。
長文の内容一致選択では、メールの文章や説明文を読んで、その文章がどのような内容なのかを答えます。
メールの問題文は宛先を読み、「誰に関する話題か」を推測します。
そして問題文を上の段落から読み進め、答えをメール本文の中から探していきましょう。
選択肢にある英文と問題の英文(メール)は一致しないケースがほとんどです。言い換えられていることがほとんどなので、間違えないように注意しましょう。
説明文の問題もメールと同様です。
まずはタイトルを読んで「何に関する話題なのか」を把握しましょう。
そして、問題を読み、何について聞かれているのかをしっかりと理解し、本文から答えになる箇所を最初の段落から見つけていきます。
最初はなかなか慣れないかもしれませんが、コツさえ掴めば時間をかけずに解答できるようになるので、コツコツ挑戦してみてください!
3.ライティングは定型文を活用!社会への関心を持つことも重要
次に、ライティングの勉強法やコツをご紹介します。
ライティングも英検2級で難易度が向上するため、作文で壁を感じる中学生の方も少なくありません。
ライティングの測定では、1つのテーマに対して、80~100語の英文を作成します。
正しい単語や文法で、2つ以上の理由を使って自分の意見を記述する必要があります。
当スクールの生徒様からも「ライティングが苦手なので良い勉強法はありませんか?」と相談されることもあります。
ライティング対策は、まずは単語や文法を覚えることが重要ですが、定型文を使って文章を組み立てる練習をする勉強法がおすすめです。
①テーマに対する主張(私の意見は〇〇です。/私は〇〇だと考えています。)
②理由(1)(ひとつめの理由は〇〇だからです。)
③理由(2)(ふたつめの理由は〇〇だからです。)
④結論(なので、私は〇〇だと思います。)
このような定型文に文章をあてはめて作る練習をすることで、ライティングに慣れ、レベルアップにつながります。
また、テーマには社会性の高いテーマが取り扱われることもあります。
これまでも触れてきたことですが、英検の勉強と同時に社会的な話題に関心を持ち、起こった事象に対して自分の考えをまとめてみることもライティング対策に繋がる勉強法です。
ご紹介した勉強法と並行して、ニュースや新聞、または本などで社会の出来事に触れ、テーマそのものに慣れておくと良いでしょう。
4.アプリなどの活用や英会話スクールの通学でリスニング対策をしよう
リスニング対策にはアプリを使った勉強法がおすすめです。
英検対策のアプリや動画は豊富に配信されているため、手軽に取り入れられる勉強法ですし、リスニング学習の助けになる事でしょう。
日常生活ではなかなか英語に触れる時間は少ないので、スキマ時間にアプリなどでネイティブの英語を聞き、内容を理解する練習をしておくと良いですね。
新しく出題された単語の発音に注意して聞き取り、リスニングスキルも向上させましょう。
また、アプリ以外の勉強法として、英会話スクールに通学するのもひとつの勉強法です。
英会話スクールにはネイティブの英語を話す先生が在籍していることが多いので、英検のリスニング対策に最適な勉強法です。
また、2級だけではなく、その次の英検や英語認定試験のリスニング対策にも繋げることができます。
アプリを活用した勉強法で物足りなさを感じたら、英会話スクールで生の英語を聞くことにも挑戦してみてください。
5.過去問を利用して効率よく学習
最後にご紹介する勉強法は、過去問集を使った勉強法です。
英検はポピュラーな英語認定試験のため、たくさんの過去問集が発売されています。
これらの過去問を使って学習することも重要な勉強法です。
多くの過去問をこなすことで、試験の傾向や自分の苦手なポイントが浮かび上がるかもしれません。
ある程度単語や文法、長文、作文に慣れてきたらどんどん過去問を解いて強化しましょう。
また、実際の試験の練習としてタイマーを活用した勉強法もおすすめです。
ひとつの問題に対するペース配分等がわかるので、試験日が近づいてきたらぜひ取り組んでみてください。
英検2級は一次試験だけでなく、二次試験の対策も重要!
英検2級の勉強法を調べると、一次試験の勉強法に関する情報が多く紹介されていますが、英検2級は一次試験通過後、二次試験として面接試験が実施されます。
そのため、一次試験だけではなく、二次試験の対策も重要です。
二次試験では面接官と英語で話すだけでなく、英語での音読やパッセージに関する質問の回答、イラストの説明等を英語で行います。
3級、準2級の面接の流れとほとんど同じ流れで行われますので、英検2級を受ける方は想像しやすいと思います。
難易度は高くはなりますが、基本的な考え方は準2級と同じなので、傾向をつかみ、適切な勉強法でしっかりと対策をしましょう!
2級を受ける多くの中学生の方がご存知の通り、二次試験はコミュニケーションをとる必要があります。
・独学での会話力の向上が難しく感じる
・高得点をとるコツや勉強法が知りたい
・苦手ポイントや対策の勉強法が知りたい
こういったお悩みや要望がありましたら、英検の二次試験対策を実施している英会話スクールに通う事をおすすめします。
実践的な英語が学べるだけでなく、二次試験対策や勉強法の具体的なアドバイスもプロの目からしてもらうことができるので、英語学習の助けになる事でしょう。
当スクール、DLSダイアモンドランゲージスクールも英検二次試験対策のセミナーを実施しています。
二次試験対策や、英検の勉強法について何かお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください!
DLSダイアモンドランゲージスクールは中学生の英検対策を応援します!
DLSダイアモンドランゲージスクールは、中学生の英検対策のご相談が可能です。
当スクールは大田区に展開している英会話スクールで、世界中で自由に意思疎通ができる英語力を養うことを目標にしており、生徒様のレベルや生活、要望にあわせた様々なコースを用意しています。
中学生・高校生向けのコースでは、グループレッスンで基礎のおさらいのほか、プレゼンやディスカッションなどを通して実践的なコミュニケーションを身に付けることができます。
レッスンは生徒様個人の英語レベルにあわせたクラスで受けることができるので、難しすぎてついていけない!という事がないのが当スクールの特徴です。
レッスンでは指導経験豊富な講師陣が生徒様の英語学習をしっかりとサポート!
ネイティブな英語に慣れて聞く力を養うだけでなく、生徒様自身が話す時間も多いので、総合的な英会話スキルの向上が可能です。
英検2級で重要なリスニングやリーディング、スピーキング(二次試験)の基礎をしっかりと学べるので、試験対策のひとつの勉強法としてご好評いただいています。
中学生・高校生のグループレッスンなので、和気あいあいと楽しい雰囲気のレッスンも人気のポイントです。
中学生・高校生のグループレッスンの他にもマンツーマンで学びたいことを集中して学べるコースもありますので、ご要望の受講スタイルがありましたらご相談ください。
英検の二次試験(面接試験)対策もお任せください!
当スクールでは、英検二次試験で行われる面接試験の対策として、マンツーマンレッスンも行っています。
指導経験が豊かな講師が、本番を想定した対策や勉強法をしっかりと指導!
試験の流れや設問に関するレクチャーのほか、模擬試験やフィードバックを行い、適切な勉強法のアドバイスも行いますので、しっかりと二次試験の対策を行うことができます。
DLSダイアモンドランゲージスクールの二次試験のレッスンは、当スクールに通われていない方でも受講もOK!
英検二級対策の勉強法のひとつとして、是非ご利用ください。
定期的に開催していますので、当スクールのお知らせ情報を是非チェックしてくださいね。
※プールダックに通学されている生徒様には割引制度がございます。
※開催時期等のご質問がありましたらお問い合わせフォームよりお問い合わせください。
DLSダイアモンドランゲージスクールで英検2級合格を目指そう!
英検2級に挑戦をする中学生の方に向けて、5つの勉強法をご紹介しました。
英検2級は出題される問題の内容や単語数などから、中学生の方にとって難易度の高い試験といえます。
ですが、中学生に英検2級は無理!ということではありません。
中学生にとっての英検2級の壁をしっかりと見つめ、中学生に適切な勉強法で対策をとることで合格を目指せます。
今回のブログでは中学生の方に向けて、おすすめの勉強法をご紹介しました。
英語は積み重ねがとても大切なので、どの勉強法でもコツコツと取り組むことがとても大切です。
英検2級では一次試験の他にも二次試験があり、勉強の範囲は広いので、中学生の皆さんに合う効率の良い勉強法を見つけて取り組んでみてください。
「英検2級の対策が難しい」、「英語の基礎力を高めたい!」「自分に合う勉強法が知りたい!」といったお悩みやご相談がありましたら、DLSダイアモンドランゲージスクールにお気軽にご相談ください。
英検対策、勉強法のアドバイスはもちろん、中学生の皆さんの英語学習をしっかりとサポートします!